kei-874’s diary

自己満で音楽を語りたいオタク

バーチャルシンガー「花譜」との出会い

けいです。 

昨今のネット社会ではVTuber (バーチャルYouTuber) というものをたびたび見かけますね。3DCGや2Dなどのアバターを用いて配信活動を行う方々の総称だそうですが、YouTubeの繁栄とテクノロジーの融合でしょうか、これまでにない画期的なサブカルチャーが誕生したと感じます。

 

ですが、今回私がお話ししたいのは同じくバーチャルと名が付くものではありますが、VTuberという配信者とは異なるもの。

 

バーチャルシンガー「花譜」についてです。

 

バーチャルシンガー?と思われる皆様も前置きを読んでくださったのなら察しはつくことでしょう。

そう、顔出しをせずにアバターを用いた音楽活動、特に歌唱を生業としている存在、それがバーチャルシンガーです。

 

顔出しせずと聞いて頭に浮かぶのは、やはりGReeeeNでしょうか。小学生の頃外でサッカーしたり教室で漫画を描いていた私にとっての青春です。それはさておき。

 

私が花譜と出会ったのは、ほんのつい数か月前。音楽の趣味が合う地元の友人と久々に飯を喰らい、最近お勧めの音楽はないかと尋ねた際にその存在を知りました。

バーチャルと名の付くものには疎いので、話を聞く限りではあまり心惹かれなかったのを覚えています。

 

帰路についた私はそそくさとイヤホンを取り出し、AppleMusicに検索をかけました。CDを借りに行かずともすぐ聴きたい音楽が聴ける、便利な時代になったものですね。せっかく勧めてくれたので1曲だけ聴くならどれがいいのかと尋ね、それを聴くことにしました。

 

「戸惑いテレパシー 曲・花譜」

 

ジャケットにはモード学園のCMに登場しそうな女の子が描かれています。

(余談ですがモード学園のCMではサカナクション、WHITE ASH、supercellさユり等のアーティストの曲を初めて聴き、惚れてしまったほど発掘現場としてお世話になっていました。映像含めセンス良すぎ。三森すずこさんとはこの後人生の分岐点で再開を果たすのです…。)

 

恐る恐る再生ボタンを押すと、心地よくドラムとともにテンポを刻むベースが飛び込んでくる。ギター、ピアノともに、ボーカルに寄り添い奏でられている印象です。

 

しかし、この時私が度肝を抜かれたのはバックバンドの演奏ではありません。

透き通るようとも形容しづらく確かな色を持ち、YUIに少女らしさを足したような、やくしまるえつこに芯を持たせたような、ウィスパーボイスだが地声のアタックが強い、力強くも繊細な、そんなボーカル本人の歌声でした。

 

何人もの女声ボーカルの曲を聴いてきたが、ここまでぶっ刺さるものは初めてでした。ずっと心の奥底で求めていたものに出会えた。そんな感覚です。

 

後に調べてみると、なんとこの花譜というアーティスト、中身はわずか17歳の少女だと。それも、デビューは13歳。両親は幼い娘に顔出しで活動させることに強い抵抗があったようです。そこで運営チームが提案したのが、バーチャルシンガー。顔出しも、親元を離れる必要もなく活動できる素晴らしい提案でした。

 

花譜、とんでもない才能が現れてしまったようです。

YouTubeで検索をかけると、100万、1000万という再生回数を誇っていた。いや、既にめちゃくちゃ人気ですやん…

今後、この1人の少女が音楽業界を大きく揺れ動かすことは間違いないでしょうね。

 

明日、3月13日(土曜日)19:15からYouTube Liveにて【花譜 2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐Q2」】を行うそうです。なんと、全編無料配信。

めっちゃ楽しみ~